テキサス、オースティンからメキシコと2週連続開催のF1。レース時間にどうアジャストするか(レースが日本時間のAM4時)を多くのF1好きと同様に悩みながら、僕はもう一つ今週のテキサスと来週のメキシコの料理をどう差別化するかを悩んでいた。
Googleに聞いてみると、アメリカのタコスはテクス・メクス料理としてメキシコのオリジナルから独自に発展をしている食文化ということで、大雑把に解釈すると、ハードタコ、チリコンカルネ、チェダーチーズ、ナチョスなどはテクス・メクス料理にあたり、メキシコには存在しないとのことなので、ふんだんに使って料理してみた。
チリコンカルネはチリコンカンをスペイン風に発音するとカルネになるらしい。レッドキドニーの缶と叩いた牛肉、みじん切りにした玉ねぎ、セロリとにんにくを炒めて、ホールトマト缶で煮る。カイエンペッパー、ローリエ、クミン、コリアンダーシード、ブラックペッパー、オールスパイス、それと少しガラムマサラも入れて、1時間ぐらいStaubでことこと煮た。カイエンペッパーのチリで煮込んだ辛さに奥行きが出てくると美味しくなる。油断をするとキーマカレーになってしまうので特にクミン、コリアンダーの量は気をつけると良いと思う。
ノンソルトのトルティーヤ・チップスの上にチリコンカルネをかけて、その上からレッドチェダーチーズを山のように盛る。200℃のオーブンで5分焼いて完成。ワカモレはアボカドとライムジュースを和えてちょっとだけオリーブオイルを足した。この料理がメキシコにないのかはわからないけど、ブルームーンと一緒に食べたらサンフランシスコを少しだけ思い出した。
オースティンの週末は金土の雨の影響で、予選が日本時間で日曜の23時からという変則のスケジュール。結局ライブで見るのは諦めて翌日に残ったチリコンカルネと一緒に録画を見た。
ハリケーンが過ぎ去ったあとのオースティンの日曜日はゆっくりと路面状況が変化し、トラックに嫌われたマシンが次々とリタイアしその度にセーフティーカーが出動する展開が多いレースだった。リカルド、クビアト、ロズベルグ、ベッテル、それぞれが良いレースをしたけれど、この日はハミルトンの日だった。他のドライバーがは、ミスやコンディション変化やあるいはマシントラブルやペナルティで落ちていく。最後数周のベッテルの猛追は2008年のインテルラゴスのファイナルラップを彷彿させ、チェッカーフラッグまでチャンピオンシップの行方がわからない状況だったけれど、まずハミルトンにトップチェッカーを受け、ロズベルグが二位でフィニッシュラインを超えたことで、ハミルトンの3度目の戴冠が決まった。
今週末、すでにメキシコGPは始まっている。僕は知らないサーキットだけど、このクラシックサーキットはドライバーが口を揃えて楽しみだと話している。今年のチャンピオンシップが決まり来季のシートももうほとんど決まってしまった中でどういう週末になるのか、リラックスして楽しみたい。
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